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潟の生きものたち

自然豊かな鳥屋野潟

国道と住宅街に囲まれた鳥屋野潟は、都心にぽっかりと残った緑の空間です。かつては一面にハスやヒシが広がり、透き通った水をたたえていました。高度経済成長期の開発により周囲の環境はすっかり変わって、多くの生きものたちが消えてしまいました。でもよくのぞいてみると、ほら、あの頃と変わらない生き物たちがひっそりと暮らしています。

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潟で見られる鳥たち

鳥屋野潟では多くの水鳥が暮らし、冬には白鳥がやってきます。この白鳥たち、朝に飛び立ち夕方に帰ってきます。なんだか会社で働く人間みたいですね。潜りっこをしたり、突っつきあったり、鳥たちは元気に潟で遊びます。鳥屋野潟でゆっくり野鳥観察、おすすめです。きっと面白い場面に出会えます。

通年:カルガモ、コガモ、オオバン、アオサギ
夏 :カンムリカイツブリ
冬 :ハクチョウ

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とってもおいしい潟の魚たち

鳥屋野潟ではかつて大きくて肥えたフナやコイがたくさん獲れました。昔は漁業も盛んだったため、鳥屋野潟で獲れた魚は市場に売られ、貴重なタンパク源として重宝されていました。また栗ノ木川を通し日本海につながっていたため、海水魚のウナギも獲れたそうです。水質汚染により一時は食べられなくなってしまいましたが、近年になって鳥屋野潟の魚を食べられるイベントが開催されています。毎年2月に漁業組合の方々が鳥屋野潟で獲れた魚を振る舞う「鳥屋野潟の恵みを考え食する会」です。参加者は、コイの刺身やフライなど、おいしい鳥屋野潟の魚たちを食べながら鳥屋野潟の昔の姿と未来の姿を想像します。

食べられてきた魚たち
フナ、コイ、ナマズ、ライギョ、ウナギなど

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潟の咲く花たち

遠くからはよくわかりませんが、鳥屋野潟にも貴重な植物たちがひっそりと咲いています。水面に漂いながら、潟縁で鳥たちのすみかを隠しながら。小さいけれど高度経済成長期の急速な都市化に耐え抜いて、緑豊かだった鳥屋野潟のかつての姿を伝えています。

鳥屋野潟で見られる水辺の花たち
タカアザミ、ヤナギトラノオ、カキツバタ、アサザ、サデクサ、コウホネ

【作成】新潟大学 長岡春菜

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