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白鳥と、さむぞらのコーヒー

あさの白鳥観察2020 with Prefix Coffee Stand

昨日、鳥屋野潟公園で朝の白鳥観察会を行いました。

今回は、今年鳥屋野潟に登場した素敵なコーヒースタンド「prefix coffee stand 」との初めてのコラボ企画。ここで提供しているコーヒーは、LCFマンデリンというインドネシアの豆で、スペシャルティコーヒーと呼ばれる、とても高品質なもの。

そんな貴重なホットコーヒーを片手に、晩秋の色づいた森のなかを散策しながら、餌場にむけて飛び立っていく白鳥たちをみんなで観察します。
寒空の下で飲むホットコーヒーは、そのあたたかさが身に沁みて、ほんとうにおいしいです。

ガイドをしてくださったのは、鳥屋野潟が誇る名ガイドの浅野さん。浅野さんのガイドを聞きながら散策すると、鳥屋野潟の自然が何倍も魅力的に見えてきます。
今回も鳥屋野潟の白鳥のことをとても楽しく、分かりやすく解説してくださいました。

ちょうどこの時期、鳥屋野潟の白鳥の数はピークを迎えていて、4000羽を越えているそうです。彼らは、夜は鳥屋野潟をねぐらにして羽を休め、朝がくると亀田郷の稲刈りが終わった後の田んぼをめがけ、大きな翼をはばたかせて飛んでいきます。
白鳥たちは田んぼに落ちているたくさんの落穂や、刈り取った後の稲の根を食べて、お腹を満たし、夕方になるとまた鳥屋野潟にもどってきます。

鳥屋野潟だけでなく、その周辺の地域で人が作物をつくりながら暮らしていることが、この地を白鳥の越冬地としてよりふさわしい場所にしているそうです。この潟の豊かな生態系だけでなく、人びとの“なりわい”がもたらす恵みをも求め、彼らはやってくるんですね。

人と白鳥たちのかかわりにも思いを馳せる、貴重な時間にもなりました。もっと多くの方にこの時期の鳥屋野潟の魅力を、楽しみながら知っていただきたいです。これからも開催したい思っているので、ぜひいちど!


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